性善説が踏みにじられる時代:誤送金4630万円問題より

山口県阿武町が新型コロナウィルス対策の10万円給付事業で24歳男性に誤って
4630万円送金してしまう問題が発生し、報道で取り上げられています。

24歳男性の人が4630万円を返金してくれれば、ありがたいものになるのですが、
返金せずに問題になっています。
 

阿武町の対応が後手になっていることは否めないですが、普通は性善説を取り、
返してもらえると信じると思います。

まして、地方の場合は、
厳格さというよりも、融通を利かせながら物事を進めていこうとすることも多く、
返金してもらえると思ったのでしょう。

当然性善説は人間であれば信じたくなるものであり、厳格さよりも融通を利かせることは、
合理的であり、阿武町の対応はこれに基づいたものになります。

今になって言えば、対応が甘いと言われてしまいますが、阿武町の対応としては
ごく普通の対応であると言え、責められるものではありません。
 

むしろ、24歳男性の人が4630万円を返金しない方が問題であります。

もし、このまま4630万円を返金されなければ、性善説が踏みにられてしまいます。

また、返金を拒む24歳男性には、寛容さもなく、今回の件もそうでありますが、
本質的には相手のことを尊重せずに受け入れないので、成功哲学的からみても、
あまり良い人ではありません。

今後、追い込まれれば、返金してくる可能性もありますが、もう既に男性の信頼は、
ゼロに等しいところまで落ちています。

性善説に基づいた対応の阿武町は人間の良心を信じた対応と言えますが、
残念ながら、4630万円を返金していない男性のような性善説を踏みにじる人もいますので、
今の時代は注意しておいた方が良いでしょう。

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