神奈川逃走事件からみる日本人の平和ボケバイアス:日常生活でも蝕まれる要因に

6月19日に神奈川県で実刑判決が確定した受刑予定者が収容に応じずに
逃走する事件がありました。

窃盗や傷害などの様々な罪を犯していて逃走の恐れがあったのにもかかわらず、
保釈されていました。

今回の神奈川逃走事件は一応警察も同行していたものの、実刑確定後に保釈された者を
収容に向かいに行く際には、
警察は同行せずに検察事務官だけで向かうことが結構多い状況です。

おそらく、逃走する恐れを想定していないでしょうね。
 

まさに日本は平和ボケバイアスが掛かっている状態です。

平和ボケバイアスは勝手に作った造語ですが、
特に日本は他の国に比べて平和ボケにより強いバイアスが掛かっている状態であります。

そもそも、平和ボケとは、
自分を取り巻く環境は平和だと思い込み、安全保障について甘い認識でいることです。

今回のケースとは少し異なりますが、他の国においては、犯人を確保する際に
犯人が逃亡したら危険な状況になると判断したら、射殺することもあります。

一方、日本は犯人が逃亡しても、ほとんど射殺することはありませんですし、
保釈された者を収容するときにいたっては、警察すら同行しないことが多いです。

日本は力で押さえつけなくても法律・ルールがあれば言うこと聞くだろうという発想で
犯人が逃走している場合も、射殺してでも犯人を止めるというよりも、
犯人が周囲に危害を加えないように努める
極端に言えば、犯人が周囲に危害を加えないように祈りながら収めていければ、
というスタンスであります。

このように、日本は他の国に比べて、
安全保障や危機管理について甘いのが現状であります。

したがって、今の日本は平和ボケバイアスに掛かっている状態であります。
 

日本の平和ボケバイアスは日常生活においても影響しています。

例えば、日本の大半のサラリーマンは、
今の時代は技術革新のテンポが速く、企業も生まれたり倒産したり繰り返して
終身雇用が崩壊しているのに、サラリーマンは倒産しない・解雇されないと思って、
危機管理の甘さから備えていない状況です。

そのため、何も備えていない状態で会社を辞める羽目になるケースが結構あり、
準備していない人は慌てて転職活動をしてしまうので、この後劣悪な環境のブラック企業で
余儀なく働くことになることが多いです。

そして、日本人は1つの情報を鵜呑みにしてしまう傾向があります。

以前よりかは改善されたものの、マスコミの情報は正しいので大丈夫だろうと思い込み、
よくマスコミは偏向報道や捏造を行ないますが、偏向・捏造された情報を信じてしまい、
プロパガンダ・洗脳されてしまいます。

前の話になりますが、
選挙の際にマスコミの偏向報道・プロパガンダにより、日本国民は洗脳され、
あまりにも杜撰で酷い民主党政権を誕生させてしまいましたね。

インターネット上においても、危機管理に甘い情報弱者が大丈夫かどうか考えずに、
ブログやSNSの情報を鵜呑みにして、出会い系サイトや詐欺商材に引っかかってしまう人が
後を絶ちません。

このように、日常生活空間においても、平和ボケバイアスが掛かっている日本人は、
蝕まれてしまいます。

 

日本人が平和ボケバイアスが掛かっている要因としては、憲法9条と依存体質であります。

憲法9条により、米軍依存の国防体制になり、
日本人は「強い者に従って言いなりになればよい」という発想になり、
依存体質になってしまいました。

⇒ 自立心なき依存体質にした憲法9条と米軍依存の国防体制

その日本人の体質が「大丈夫だろう」という平和ボケ状態にしてしまい、
その平和ボケが日本社会や日常生活にまでバイアスを掛けてしまっている状態です。

これも戦後レジームの影響であります。

平和ボケバイアスから抜け出すためには、
依存体質を克服して、自立的に行動できるようにする必要があります。

自分で主体的に考えて行動していけば、身をもってリスク管理の必要性を理解し、
危機管理や安全保障もしっかり考えるようになり、平和ボケバイアスから抜け出せます。
 

こういったことにおいても、依存体質を克服することが大切であります。
ぜひ、取り組みましょう。

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