ここ最近はユーザーよりも企業PRやメンツばかり重視される世の中

ここ最近は、ユーザーのためのサービス向上よりも、企業のPRやメンツのためのサービスと
思うことが多くなっています。
 

例えば、北陸新幹線の敦賀までの延伸開業もそのうちの1つです。

まあ、確かに東京から福井方面へ行くのには便利になったと思います。

しかし、一方で元々つながりの強かった関西圏・大阪方面や中京圏から北陸方面へ行くのに
むしろ不便になったと言わざるを得ません。

今までは関西圏・大阪方面や中京圏(名古屋方面)からは北陸・金沢まで直通特急があり、
乗り換えなしで行くことができましたが、北陸新幹線敦賀まで延伸開業後においては、
敦賀駅で強制的に乗り換えをしなくてはならなくなりました。

しかも、敦賀駅においては、在来線特急から北陸新幹線に乗り換えるためには、
結構移動しなければならず、不慣れな人の場合は乗り換えに10分以上かかる可能性があるが、
乗り換え時間が8分ほどしか確保されておりません。

そのため、敦賀駅で頑張って乗り換えを行なおうとすると、駅構内を走る必要があります。

だからと言って、乗り換えるのは難しそうということで、次の便で乗り換えとなると、
時間帯にもよりますが、敦賀駅で30分ぐらい待つケースが出てきます。

そうなると、実は開業前に走っていた在来線特急の方が所要時間が短くなってしまいます。

しかも、開業後は敦賀駅で在来線特急から北陸新幹線に乗り換えるかたちになるため、
料金も高くなってしまいます。

関西圏・大阪方面や中京圏から北陸方面へ行くのには、不便になるだけではなく、
値段まで高くなってしまうという本末転倒であります。

これはもはや企業のPRやメンツのための北陸新幹線敦賀駅延伸開業と言っても
過言ではないでしょう。

本当にユーザーのことを考えるのなら、北陸新幹線が大阪まで開業するまでの間は、
在来線特急を残しておくか、料金が値上げにならないようにするべきだったでしょう。
 

北陸新幹線も一つの例ですが、スマホ等のサービスもそうですね。

本当にユーザーにとって役に立つのであればよいのですが、無駄に最新技術を
アピールするために、不必要な機能がいっぱい付くことがあります。

これでは、逆に使いづらくて、しかも値段まで高くなってしまいます。

ユーザーのためのサービス向上よりも、企業のPRやメンツのためのサービスであり、
本当にこのように感じることが多くなっています。

個人ユーザーよりも、企業の方が優先される世の中に拍車がかかっていますね。

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