日本は生き生きとした生活を送っている人が少ないのが現状であります。
それは、
日本の社会構造の悪影響を受けているからであり、
戦後レジームの価値観が、今の生き苦しい社会を作り上げています。
そこで、戦後レジームがもたらした問題の本質をみておきましょう。
◆戦後レジームのはじまり
日本は第2次世界大戦後にアメリカのの占領下におかれたことによって、
アメリカの属国になりました。
アメリカ世界戦略に日本を組み込むため、GHQは日本を支配するべく、
様々な日本弱体化政策を行ないました。
日本弱体化政策の目玉としては、
日本人愚民化政策(日本人を弱体化させるための洗脳政策)であります。
⇒ 日本人愚民化させたGHQの洗脳政策―徹底的な検閲と言論弾圧
⇒ 日本人の倫理・思想を劣化させたGHQの教育政策
⇒ 日本人を無気力化したGHQの教育破壊
日本が弱体化政策に対抗するための政治的行為がとれないように憲法9条を制定し、
米軍基地を配置し、日本の防衛はアメリカのシステムが導入されました。
ここまでGHQによって日本が叩かれて縄で縛り付けたような占領政策が行なわれてしまうと、
日本人としての心と自信と誇りを失い、
アメリカのような強い者に従って言いなりになればよいという依存体質になり、
これが戦後レジームの価値観の土台になってしまいました。
⇒ アメリカの日本弱体化政策によって構築された戦後レジームの本質
●参考文献
山村明義:『GHQの日本洗脳』光文社 P355
◆生き苦しい戦後日本の社会構造の完成
一方、共産主義が拡大し、朝鮮戦争が勃発し、脅威にさらされる状況になりますと、
アメリカは日本を共産勢力下に組み込まれないように、日本を反共防衛の拠点にして、
日本に資本主義を植えつけました。
これにより、日本は急速な資本主義化が進んだが、
戦後レジームのレールの上で仰せのとおりにしか動かなくなった日本人に
資本主義教育がされることになりました。
そして、家業や中小零細経営は衰退し、企業中心社会になっていったため、
企業に依存せざるを得なくなり、労働環境の悪い企業でも働き続け、
うつ病や自殺が増加してしまいました。
企業は高学歴を優遇する学歴社会になり、学歴の低い人はやり直しがきかないため、
余計に労働環境の悪いブラック企業に働く傾向が強くなりました。
このように、働くのがつらく生活が苦しいのは、戦後の日本の社会構造に要因があります。
この戦後社会が長く存立しているのは、GHQの占領政策(日本弱体化政策)によって、
自立心を失い、強い者に従って言いなりになればよいという依存体質に
なってしまっています。
世界的にも高い水準であった日本の伝統的原理や思想も弱体化させられて、
問題を解決する知恵・能力も失いました。
だから、物事が行き詰ったときに、そこから脱却することがなかなかできません。
それでは、いつまでも新しいことはできません。
加えて、日本の国民性は、変化を嫌う性質を持っているので、現状を変えるのを恐れ、
タチが悪いです。
日本は愚民化して無能になり、心や体やプライドもズタズタに傷付いている状態ですが、
それでも、現状を変えなければ、あなたはもっと生活・人生の苦しみが続いてしまいます。
したがって、戦後レジームから脱却し、今まで受けていた洗脳を解き、
自分で主体的に行動していかなければなりません。
【ポイント】
安倍総理も戦後レジームの脱却を掲げていますが、
このように政治だけではなく、ビジネスや生活にも密接に関わっていますので、
個人の生活・ライフにおいても、戦後レジームからの脱却を実践していくことが
重要であります。
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